美容室経営で経費削減をしたい!見直すべき4つのポイントを徹底解説

2025-01-01

「最近、美容室の売上が上がらないから経費削減をしたい」と、悩みを抱えている美容室オーナーの方は、多いのではないでしょうか。

特に一人で美容室を切り盛りしていると、日々の業務だけで精一杯で、経費削減のことまで考えるのは大変ですよね。

この記事では、美容室の経費で見直すべき4つのポイントと注意点を紹介します。

経費削減は大変ですが、一度見直せば大きな利益につながります。ぜひこの記事を読んで、経費削減に役立ててください。

美容室で経費削減が重要な理由

美容室の経費削減は、競争率の高い業界で勝ち残るために必要不可欠です。経費を見直せば、現状の売上が変わらなくても利益率が上がり、安定した経営が行えます。

削減した経費を利用すれば、新たにサービスの質向上や新メニューの導入も実現できるでしょう。

さらに、得られた利益を人件費に充てると、スタッフのモチベーションが高められたり、新たな人材を雇ったりできるのです。

スタッフの雰囲気は来店する顧客にも伝わります。雰囲気が良く、スタッフの対応も充実している店舗は顧客満足度も向上するため、経費削減は集客にも繋がるでしょう。

美容室の経費削減で見直すべき4つのポイント

ここでは経費削減で必ず見直すべき4つのポイントを紹介します。しっかりと見直すことで、無駄な支出を減らし、経営の効率化を図れます。

  • シャンプーやトリートメントなどの材料費
  • 水道光熱費
  • 宣伝方法
  • 雑誌購入費

シャンプーやトリートメントなどの材料費

シャンプーやトリートメント、カラー剤などの材料費は、仕入れ先の見直しをしたりまとめ買いを行ったりして、仕入れコストを下げましょう。

まず、一箇所だけではなく複数の仕入先に見積もりを出してもらい、価格や納期、現状の商品との品質の違いを比較しましょう。

たとえ現状の仕入先のつながりが強い場合でも、別の仕入先の見積もりがあると、価格や割引、特別な条件などの交渉ができるようになります。

また、まとめ買いは単価が安くなるため、簡単に経費削減ができます。しかし、まとめ買いは一度に大量の在庫を抱えるため、注意が必要です。

顧客の求めている需要を予測して、適切に在庫管理を行わないと、在庫過多になってしまいます。在庫過多は、品質の劣化が起こる可能性もあるため、季節やブームなどをしっかりと把握してから行いましょう。

水道光熱費

水道やガス、電気といった水道光熱費の見直しも大切なポイントです。

美容室では常に空調や照明、ドライヤー、シャンプーなどを行うため、他の業種に比べて水道光熱費が高い傾向があります。

まず、水道代では節水シャワーヘッドを導入し、水の使用量を削減しましょう。

電気代は、初期投資の費用は高くなりますが、エネルギー効率が良い長寿命のLED照明に変更すると、電力消費を減らせます。

また、タイマー付き電源タップを導入すると、自動で電源を切ってくれるため、こまめに消す手間が省け、無駄な電力を抑えられます。

そして定期的に水道光熱費の明細を確認し、異常な値が出たときに、すぐに気がつけるようにしましょう。

宣伝方法

集客するためには宣伝が必要ですが、宣伝方法を見直すと経費削減になります。

ホットペッパービューティーやminimo(ミニモ)などの美容室情報を掲載できるポータルサイトは、掲載費や施術の手数料がかかり、月に数十万かかる場合があります。

そのため、外部のサイトを利用して集客するのではなく、自社サイトやSNSを活用した宣伝方法に変更しましょう。

自社サイトで予約システムを取り入れれば、手数料をかけずに顧客を獲得できるため、経費削減ができます。

また、最近ではSNSやTikTokなどで、集客に力を入れる業界も多くあります。SNSやTikTokなどは無料で取り入れられるため、大きな宣伝費削減につながるでしょう。

ただし、SNSやTikTokなどでの集客は、開始当初は全く集客が見込めないため、ポータルサイトと併用したり、専門家に相談したりすることをおすすめします。

雑誌購入費

美容室では施術スペースに雑誌を用意するのが一般的ですが、デジタル雑誌サービスを利用することにより、雑誌購入費を大幅に削減できます。

タブレット端末を導入し、月額制のサービスを利用すれば、それぞれのお客様が好きなジャンルの雑誌をいつでも閲覧できるため、顧客サービス向上にも繋がります。

また雑誌の場合は、さまざまなお客様が触れたり、髪の毛が挟まれていたりするため、衛生管理の観点からも、紙媒体よりもデジタル媒体が効果的です。

最近では、タブレット端末も安く購入できるため、毎月購入する手間も省け、大きな経費削減につながるでしょう。

経費削減で固定費を削る場合は注意が必要?

固定費とは、売上に関係なく毎月必ず発生する費用のことで、美容室では以下のような費用が挙げられます。

  • 家賃
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 保険料
  • 機器のリース料
  • 広告宣伝費
  • 人件費

水道光熱費や広告宣伝費は工夫により削減が可能です。通信費や保険料も、必要最小限のプランに変更することで削減できます。機器のリース料についても、必要な機器のみをリースし、それ以外は購入するか、使用しない方法を検討することが経費削減につながります。

しかし、家賃の削減は家賃交渉か、もっと安い家賃の店舗に移転するしか手立てがないため、経費削減するのは難しいといえるでしょう。

また、固定費で一番かかる人件費を減らすのも経費削減になりますが、慎重に行わなければいけません。

例えば人材や給与を削減すれば、サービスの質や現場で働く美容師のやる気が低下してしまうことは確実です。

そのため、人件費を削減する場合は必要な人数を適切に確保しつつ、シフト管理に工夫を凝らしましょう。給与自体を技術評価や成果報酬などに変更すると、待遇改善にもつながります。

固定費の削減は難しい場合がありますが、まずは簡単に見直せる水道光熱費や広告費、保険料から検討しながら、経費削減に努めましょう。

まとめ

美容室の経費削減は、持続可能な経営を実現するために不可欠です。

今回紹介した材料費や水道光熱費、宣伝方法、雑誌購入費を見直しし、削減を行うと無駄な支出を減らせて、利益率を向上させられるでしょう。

経費削減から得られた利益を新たなサービスやスタッフの成長に活用していくと、顧客満足度の向上にもつながります。

ただし、経費の多くを占める人件費の削減は、慎重に行わなくてはいけません。

無理に給与や人材を削減すれば、サービスや美容師のやる気の低下にもつながってしまいます。そのため、人件費の削減はあまり得策とはいえないでしょう。

経費削減の成果は新たなサービス向上や顧客満足度の向上につなげられます。短期での取り組みではなく、長期的な成功を目指して、利益を向上させましょう。

 

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